スカパー!公認番組ガイド誌『月刊スカパー!』(ぴあ株式会社発行)では、毎月旬なゲスト選手が語る「鈴木健.txtの場外乱闘」が連載されています。現在発売中の2026年6月号では、第143回(本誌ナンバリング)ゲストとしてみちのくプロレス初の女子所属・レスラー・MIRAI選手が登場。誌面では惜しくも載せられなかった部分を含めて大公開!!
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ハヤトさんとは、
修羅行の中でやろう
という話をしました
MIRAI(みちのくプロレス)

みちのく初観戦で仲良くなった
皆さんが今も来てくれている
MIRAI選手は東京女子プロレス→スターダム→マリーゴールドを経て、昨年11月にみちのくプロレスへ入団しました。プロレスラーになる前のみちのくとの出逢いは、どんな形だったのでしょうか。
MIRAI プロレスの入り口そのものは東日本大震災のチャリティーマッチで見た棚橋弘至さんだったんですけど、プロレスを知ってから、私の地元でもある岩手県にプロレス団体があるというのを聞いたんです。中学の頃だったと思います。高校の時にはもう見にいっていたので。
初めて生観戦したのは矢巾町総合体育館(旗揚げ戦からみちのくが使用を続けている会場)でしたか。
MIRAI いえ、大釜幼稚園の体育館(現みちのく道場と同じ滝沢市にあるホームリング的会場)でした。その日はプロレス教室があると告知されていて、それに自分も参加したくなって母にメチャお願いして、親の車に乗せてもらって宮古市から大釜までいきました。
ではプロレス教室が開催されていなかったら…。
MIRAI 新日本プロレスしか見ていなかったので、そのままだったかもしれません。その頃は、みちのくプロレスが宮古まで来ることもそれほどなかったので…あとになって、昔はよく来ていたんだよという話を聞きました。
それまでは新日本しか知らなかった自分の目に、みちのくの風景はどう映ったんでしょう。
MIRAI まず、選手との距離がこんなに近いんだ!って驚きました。プロレス教室でリングに上がれたのもありますけど、そのあとはゴザシートに座って見たので、イスが並べられないプロレスの大会というのがあるんだーという感じで驚きましたね。たまたま近くに座っていた母より少し若いぐらいの女性の皆さんとその場で仲良くなって、こういうのっていいなあって思ったんです。その方々は今でもみちのくを見にきてくださっているので、自分がプロレスラーになって「あの時はこうだったね」「頑張ったね」って応援してくださっています。
その方々も、まさかあの時に会話した子がプロレスラーになるとは思わなかったでしょうね。そのはじめの一歩となったプロレス教室ではどんなことを?
MIRAI 何回か参加させていただいたんですけど、ロープワークと…あとはディック東郷さんに「ちょっとコーナーから飛んでみる?」と言われて。初めてのダイブ技は東郷さんへ(照れ笑い)。実際にやってみてこういうものなんだ!と思ったのはロープの硬さでした。ロープワークも見ているだけだと簡単そうに見えるのに、やったら本当に難しくて。基本的なことが全然できないことで、やっぱりプロレスラーって凄いんだなあって思えました。
初観戦のみちのくの試合で思い出に残っているのは?
MIRAI 大瀬良(泰貴)さんと今のKUUKAIさん(川村興史)が若手の頃で、やられてもやられても頑張る大瀬良さんを応援しました。
バラモン兄弟も見たんですよね。
MIRAI バラモンさんたち、いたかな…いたかも。のはし(たろう)さんが出たのは憶えています。
だいたいみちのく初体験となるとザ・グレート・サスケ、バラモン兄弟というところにインパクトを与えられるわけですが。
MIRAI サスケさんは…いたと思います。
マスターがその程度!
MIRAI 一番記憶に残っているのが大瀬良さんなんで、その印象が強くて。ほかの選手の方々も見ているはずなんですけど、どういう試合をやったかまではなんとなくしか憶えていないです。でも初めての観戦が楽しかったので、それからは毎回車に乗せてもらって…矢巾にもいきました。みちのくプロレスはルチャの動きが多いじゃないですか。だからそれまでのプロレスとは違うという感覚でした。ノータッチで交替できるのも、最初はへぇー、そうなんだーという感じで。ずっと応援していたのは大瀬良さんでした。
高校の時点でプロレスラーになりたいとは思っていたんですか。
MIRAI 高校の後半では、もう思っていました。それで、みちのくのプロレス教室の時に動きを見て宇田川(公延)さん(みちのく取締役副社長)から「女子プロ団体を紹介するよ」って言われたんですけど「えっ!? いや、まあ…」みたいな感じで。
まだ本腰でやろうとまではなっていなかったんですね。
MIRAI やったら絶対に楽しいだろうなあとは思っていたんですけど…。みちのくに入ってから、宇田川さんに「俺、あの時、言ったよね」って言われて、憶えていたんだ!って思ったんですけど。女子団体を紹介するよと言われた時点で、それは女子選手を入れることを考えていないということだから、みちのくに入るという考えはなかったですね。実際にプロレスラーになってからも、みちのくの方と会う機会がほとんどなくて、マリーゴールドの会場設営の手伝いに、若手の方が来てくださった時に挨拶をしたぐらいでした。今は東京-岩手の二拠点生活ですけど、デビューしてからはずっと東京暮らしでしたし、東京女子もスターダムも鎖国というか、外とは絡まない団体だったので接点がなかったんです。
では、感覚的には別世界ですね。マリーゴールドを退団した時点では、みちのく所属になるという道筋も頭の中にあったんですか。
MIRAI マリーゴールドの仙台大会の時に(新崎)人生さんが来られて(ロッシー)小川さんと話しているのを見かけたんです。そこで「みちのく、女子にも力を入れたいみたいだね」という会話をしているのが聞こえてきたんです。それで初めて「今なら女子でも入れるんだ」と。それまでスターダムでもマリーゴールドでも地元でやった時に「岩手×プロレス…自分が好きなものの懸け橋になりたい」って言っていたんですけど、それができるのは地元凱旋興行の時だけだし、拠点が東京だとあまりできないというので、もっとそこに力を入れたいという思いがずっと頭の中にありました。その時は、ご挨拶ぐらいしかできなかったんですけど…オーラが違うじゃないですか。心の中になんとなくあったものの、言い出し方がわからなかった中で導いてくれたのが(岩谷)麻優さんでした。
昨年11月2日のみちのく岩手県営体育館大会に参戦したマリーゴールド・岩谷選手の対戦相手・XとしてMIRAI選手がみちのくに上がり、その試合後に岩谷選手から人生社長に打診があったことが明かされたんですよね。20日前の10月13日にマリーゴールドを退団した時点では、フリーランスでやろうと思っていたんですか。
MIRAI そうでした。でも、麻優さんが「MIRAIはみちのくが合っているんじゃない?」と動いてくださって、人生社長、小川さんとともに自分が一番望む形にしてくださいました。
東北Jrだけでなくタッグも狙う。
その時は稲葉ともかと組みたい
所属になってからは、経験することの何もかもが新鮮だと思われます。
MIRAI 今は練習でケチョンケチョンにされ、そして試合でもケチョンケチョンになるという。それに加えて、これまでは他団体に参戦することもほとんどなかったので、今のようにみちのく以外にも出させていただいていることで、そちらの方でも学びがあります。
ケチョンケチョンと学びの日々。
MIRAI みちのくはルチャの血が流れているじゃないですか。練習と練習の合間の休憩中でも、遊びみたいにロープとロープをピョンピョン飛んでいるんです。
道場組の山谷林檎🍎、佐藤維、熊谷空風といったところが。
MIRAI なんでできるの!?ってなりました。維(つなぐ)さんは、特に無重力で生きている方です。動画とか見て、頭の中でイメージできたらすぐできちゃう。それで自分も今、練習中で。まだできないんですけど、いつかはロープ・ピョンピョンしたいです。
これまでのMIRAI選手のスタイルとは違う分野ですよね。
MIRAI そこも悩みどころではあるんですけど、ずっとパワーファイターみたいな感じでやってきて、女子の中ではそれがけっこう通用してきたんですけど、対男子となると全然通用しなくて。でも、今までやってきたものをポイッとする気もなくて、パワーで立ち向かいたいのもありますけど、それだけじゃかなわないっていうのもわかるから、ルチャ系も採り入れることで力の差、体の大きさの差があっても通用するものを身につけたいという気持ちなんです。
実際、これまで持っていたものだけでは通用しない中へ放り込まれましたからね。男子の中に入って当たり前のようにやっていくというのは、入団した時点で聞いていたんですか。
MIRAI いえ、もともとは女子の選手に参戦していただいて、それでやっていこうかなって言っていたんですけど、人生さんが「考えが変わったから」って。
来た来た来た。
MIRAI 「とりあえず、所属選手と一通り当たって修行だな」と。
「MIRAI魂の航路~みちのく修羅行」ですね。話が違います!と言わなかったんですか。
MIRAI 「ええっ!?」となって、違いますという前に「初戦は俺だ」って言われて。“ええっ”が重なりすぎて何も言えなくなりました。このゴールデンウィークシリーズでも最終戦でマンジさん(卍丸)とのシングルマッチが組まれていて…(5・6仙台)。マンジさん、所属になってまだ一度も会話らしい会話をしていないんです。
卍のアニキは、無口ですからそれがデフォルトです。
MIRAI 今から怖さしかないです(結果は当たりの強いエルボーを食らい、試合中に思わず涙が出た揚げ句、逆片エビ固めにギブアップ)。人生さんとの試合(11・16仙台)も、入場する時のオーラが凄くて「早く入ってきてー!」と頭の中で叫んでいました。
新崎人生の入場シーンは早めるわけにいきませんねえ。
MIRAI 時間がかかればかかるほど緊張しすぎてしまうんで「わかったから! もう本当にわかったから一秒でも早く!」って。でも試合の動画をあとで見たら、所属第1戦ということもあって人生さんが私の持っているものを(お客さんに)見せようとしてくれていたんだと思いました。ただ、それも余裕そうな顔をしていたので対角線上に立ちましたけどまだ敵としては見られていなかったということですよね。
でも、15分時間切れ引き分けに持ち込んだんですよね。
MIRAI どっちも勝ちにいっての引き分けならいいですけど、人生さんは私のお披露目試合みたいな感じでしたから。それで新崎人生さんと引き分けたー!とはならなかったですね。
第2戦(12・12後楽園)がTAKAみちのく選手(JTO)との一騎打ち。MIRAI選手はデビュー前、TAKA選手が代表を務めていたKAIENTAI DOJOの練習でした。
MIRAI まさかシングルをやる日が来るとは思わなかったので緊張はしましたけど、最初にお世話になって、別の道にいって、また交わって、別の道をいっていた期間分の成長はぶつけられた気がします。
試合後、TAKA選手から「みちのくドライバーⅡを女子に出したのは初めてだ」と言われました。
MIRAI 嬉しいけど…嬉しいけど、負けたから悔しい。
K-DOJOの時は、ほかの女子が入ってこないからやめろと言われたのか、それとも自分の方から?
MIRAI やめるよう言われたのではなく、その頃って団体名や会社が変わるなどいろいろあった時期で、このまま続けても今の状況だとデビューできそうにないなって思ったんです。(K-DOJOから離れたTAKAについていった)JTOの1期生の何人かは同期生です。
同期と一緒の方がやりやすいですよね。
MIRAI 私、同期がJTOに入ることを知らなかったんです。
稲葉ともか選手も来ると聞いていたらJTOにいっていたかもしれない?
MIRAI どうでしょう…うーん、やっぱり今と同じ道を選んでいる気がします。
デビュー前にK-DOJOを離れたあと、東京女子の方から声がかかったんですか。
MIRAI もともと団体を決めるタイミングで何団体かからお話を聞いていたので、甲田(哲也)さん(東京女子事業部長/代表)にもう一度お話を聞かせてくださいと言いました。女子の団体を見ることはあまりなかったんですけど、男子のプロレスばかり見てきた中で女子の技、技、技!みたいなところに惹かれなかった。東京女子はそういう感じがしなかったから惹かれたと、今考えると思います。優宇さんや山下(実優)さん、その時は才木(玲佳)さんもレギュラー参戦していたので、カッコいいなあって思えたんです。
2019年5月3日に東京女子でデビュー(リングネームは舞海魅星)してからは、K-DOJOで習ったものは通用したんですか。
MIRAI KAIENTAIでは本当に基本的な部分…ロープワークや受け身だったんですけど、受け身は教えてもらってメチャクチャよかったです。一緒に練習してくださったのが進垣リナさん、笹村あやめさん、花見達也さんで、あとはNEX4の皆さん(吉田綾斗、最上九、条柴拓真、浅川紫悠)でした。
みちのくに話を戻すと、年明け一発目(1・10ビッグルーフ滝沢)でサスケ選手と一騎打ちで対戦しました。
MIRAI あの時、どういうわけか薔薇の花か何かをお客さんに配りながら人生さんの時と同じようにゆっくり入ってきたんです。この時も緊張するから早く!って思ったんですけど、年末のあの試合(宇宙大戦争)をしているじゃないですか。その負傷が治りきらないまま試合途中、急に場外へ出てうめき始めたんです。
“ミスター満身創痍”の異名通り、左肩の脱臼が治っていなかったんですよね。
MIRAI 一瞬、ヤバいって思ったんですけど、本人はそれでも大丈夫という感じでうんうん唸っているので、勝つにはそこを狙うしかないと思っていいことなのか悪いことなのかわからないですけど、負傷したところばかり狙っていったんです。
いや、勝つためにはいいことだと思います。ガンガンにやってください。
MIRAI でも、一瞬のスキを突かれて首を獲られたら「メキメキメキメキッ!」ってなって。秒でタップしてしまいました。
フロント・ネックロックですね。サスケ選手の奥の手で、この技を出した時のザ・グレート・サスケは本気だという言い伝えがあります。“気”は使われなかったんですか。
MIRAI なかったです。来られたら困りましたけど。
食らってみたいですか。
MIRAI (はにかむように)食らいたいです。
実は毎年宇宙大戦争から生還したあと「ザ・グレート・サスケの大予言」というイベントをやっておりまして、昨年はMIRAI選手の未来を予言していたんです。それによると「男子の中で闘うことによって5年後には体が二回りぐらい大きくなり、東北ジュニアヘビー級も余裕で獲れるようになる。巨大化しちゃうから。むしろジュニアの枠に収まらなくなる」と申しておりました。今の時点で、マスターには見えているそうなんです。
MIRAI それ、ファンの方がXにポストされているのを見ました。「うわ、こんな予言されているんだ!?」と。(小声で)ありがとうございます。
それほどマスターも期待しているということです。
MIRAI (小声で)頑張ります、期待に応えられるよう。予言の通りになるようにしないと…。
いや、そこは気にしなくていいです。縛られないでください。
MIRAI みちのくに入ったからには東北ジュニアヘビー級だけでなく、東北タッグの方ももちろん狙います。
タッグ王座を狙うとしたら誰と組みたいですか。
MIRAI 今は組む状況じゃないですけど、ともかと。もうちょっとシングルでやり合った上でタッグを組むところまで持っていきたいんですけど、ともか的にどうなのかは、まだ…。
日々味わうみちのく
プロレス文化の中で
直接確認できるような立ち位置じゃないですからね。東京女子1・4後楽園でインターナショナルプリンセス王座を獲得して、3・29両国国技館で防衛戦をおこないました。残念ながら鈴芽選手にベルトを明け渡してしまいましたが、セコンドにフジタ“Jr”ハヤト選手がついていました。宇田川さんのXによると、ハヤト選手から名乗りをあげたそうですね。
MIRAI 試合当日のちょっと前に「ハヤトがいくから」って宇田川さんから聞きました。「うぉうっ!?」ってなりました。11月の盛岡の時に会った以後はお会いしていなかったんで。ご本人も「今日が今年の初仕事だよ」って言っていました。たぶんなんですけど、人生さんがここはこの選手にいかせるって決めているんですよ。人生さんが決めていないことに関しては宇田川さんが「いける?」って感じで聞いているはずなので。今回は人生さんチョイスなのかハヤトさんから言っていただいたのかはわからないんですけど。東女の一発目のタイトルマッチの時(インターナショナルプリンセス王座を奪取した日)はケンさん(Ken45°)とマンジさんがセコンドについてくれて、あれは人生さんチョイスだったらしくて。
女子同士の試合のセコンドがKen45°、卍丸、フジタ“Jr”ハヤトって…完全に狙ってやっていますよね。
MIRAI それも、ちゃんと「MIRAIより先にKenと卍が出ていくように」って指示していたようで。
新崎人生らしい仕掛けとしか言いようがありません。
MIRAI ハヤトさんとは、今やっている修羅行の中でやろうという話をしました。
ハヤト選手も新しい仲間ができて嬉しいんだと思います。
MIRAI 同じみちのくの人間になって思うのは、私だったらきっと心が折れていると思うんです。凄いですよね。
そういったこれまでのプロレスラー人生にはなかったみちのくプロレス文化を味わってみて価値観に変化はありましたか。
MIRAI みちのくに入って思うのは、本当にいろんな試合形式があるなあっていうのが大きいですね。今までは入場して、リングに上がって、ゴングがカーンということしかやってこなかったのに、数日前の駐車場プロレスとかも、こんな闘い方があるんだなって思いましたし。本戦とイベントプロレスと、道場マッチで違ったよさがあるので…道場マッチやイベントプロレスは本戦よりもっとお客さんと近くなるので親しみやすさがいいところだなって思います。
道場マッチでは毎回さまざまな企画モノをやっています。
MIRAI 白塗りしたことなんてなかったですもん。あれは宇田川さんが悪いです。だって公式のXで煽ってくるんです。もうやるしかないじゃないですか。1回目の白塗りは維さんのプロデュース興行(12月21日)で、レフェリーをやる時にパンダの「来来」(ライライ)になったんですけど、この前(4月29日に味なことをやる某大手ハンバーガーショップのキャラクター化)は「MIRAIが駐車場プロレスに登場! いったいどんな格好で来るのか!?」って煽られ方をされたので、何がいいかなって考えて、自分の入場曲って最初にマックのポテトが揚がった時に鳴る音を使っているので、アレになるしかないと思って。
じゃあ、あれは自分発信なんですね、誰かにやらされているわけではなく。
MIRAI はい。でも…もうできないよ。
こういう本道から離れたことをやってみたいというのは以前からあったんですか。
MIRAI 楽しいことはなんでもやりたい派なので。今、心の中で密かに遊園地プロレスを楽しみにしているんです。
夏の恒例、岩山パークランドですね。
MIRAI 遊園地を楽しみたいです。
それ、プロレスじゃなくただ遊園地で遊んでいるだけじゃないですか。
MIRAI そういうのも頑張ってやるんです。ジェットコースターが怖いって聞いているんで、そこで自分が頑張れるかどうかを試したい。
これまでの人生で出逢ったことがないタイプの人間もみちのくは多いと思われます。
MIRAI サスケさん…素顔を見せたことがないんですよ。コンビニにいく時もマスクをしていくのはちょっと衝撃的でした。
MIRAI選手はご存じないと思われますが、本人いわくあれが素顔なんです。
MIRAI あれはプロ意識というものなんでしょうか?
プロ意識を超越した得体の知れない何かかもしれません。そのサスケ選手の盟友・人生選手はどうでしょう。あの独特のユーモアセンスに対し耐性がつくかどうかで、みちのくでやり続けられるかが決まるという都市伝説があります。
MIRAI 大丈夫です。面白いです。
面白いと思えるんですね。
MIRAI 人生さんの会話を聞いていると面白いんです。大地さん(MUSASHI選手)が参戦した時、人生さんをお呼びする場面があって、そこで人生さんの方から「人生さんだと硬いから『じんちゃん』はどうかな?」って振るんです。「いや、それは…」となるじゃないですか。すると「じゃあ『けんちゃん』がいいか(人生の本名は新崎健介)」って言って「それはもっとまずいです!」と返したら「じゃあ、おじいちゃんはどう?」「できません!」っていうやりとりが面白くて。
そういう男ですよ、新崎人生は。
MIRAI 人生さんと一緒に宮古の営業へいく時に「セブンイレブンに寄って、飲み物買うか?」って聞かれて「あるんで大丈夫です」って答えたら「じゃあ、俺だけいってくるわ」って車を降りて、戻ってきたら「これ、俺のオススメなんで食べてみて」って差し出されたのが、粒グミにチョコがコーティングされているかわいいお菓子で、反応に困りました。
そうやって、みちのくの人々とのやりとりを楽しめているのであれば、大丈夫です。その中で先ほど言った岩手×プロレスを具現化していかなければなりません。
MIRAI 「もっと岩手!」というスローガンをみちのくも掲げているので、もっと県内のいろいろなところを回って全部満員御礼にして、岩手県の皆さんが全員知っているぐらいになったら東北全体に広がっていくと思うし、それもできたら今度は全国に広がっていくと思うので、もっと岩手に力を入れていきたいです。それとともに関東にも広めていけるよう他団体に参戦させていただいているので、私を通してみちのくプロレスを知ってもらえるよう心に届き記憶に残る試合をしたいです。3月20日に、みちのく所属として初めて宮古で大会を開催したんですけど、決まってから当日までの間が短かったので、宮古市総合体育館シーアリーナのメインじゃなくてサブアリーナの方だったんです。だから次はメインアリーナでやりたいという目標も持っています。初めてみちのくプロレスを見た時に私が抱いたワクワクする気持ちを、自分の手で皆さんにお届けします。
