鈴木健.txt/場外乱闘 番外編

スカパー!公認番組ガイド誌『月刊スカパー!』(ぴあ発行)のスポーツ(バトル)では、サムライTVにて解説を務める鈴木健.txt氏が毎月旬なゲスト選手を招き、インタビュー形式で連載中の「鈴木健.txtの場外乱闘」が掲載されています。現在発売中の2023年6月号では、第107回ゲストとして全日本プロレス・芦野祥太郎選手が登場。誌面では惜しくも載せられなかった部分を含めて大公開!!

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芦野祥太郎(全日本プロレス)x鈴木健.txt 場外乱闘 番外編

小さい体でデカいやつらを
倒すということ自体が
全日本では“裏”なんですよ

芦野祥太郎(全日本プロレス)

川田さんの粉砕骨折の話を聞いて
運がなかったけど運はよかったと

会見で、チャンピオン・カーニバル優勝戦試合中に左腕尺骨骨折を負ったことが明かされました。終盤にヒザを受けた時とのことですが正直、現場で見ている分にはまったくわからなかったです。

芦野 自分も技を出そうと低空タックルで走り込んだところへカウンターで入った形ですね。T-Hawkとは何度もやっているから何度も食らっている技なのに…ですよ。考えられるとしたら、今の自分は全日本仕様で体重が107kgあるんです。それでもスピードが落ちないトレーニングをしていて前回、T-Hawkとシングルでやった時(2019年1月5日、WRESTLE-1後楽園ホール)は95kgなかったぐらいだと思うんですけど、そこに十何kgの体重が乗ってスピードが落ちていなかったので、自分の勢い自体を殺せなかったのかなって思うんです。

体重が重い分、負荷の反動が大きくなったと。

芦野 あとはケガをする時って、本当に数cmのズレでなるかならないかですから。その意味では運がなかったよなあって。

骨折したほどですから、痛みはあったと思うんです。でも、それを悟られないぐらいに動いていました。

芦野 電気が走りました。ただ、続けないという選択肢がなかった。無理とかじゃなく、あそこで自分からできませんという判断は浮かばなかったです。痛かろうがなんだろうが、続けるしかないと思っていたから、レフェリーが止めない限りは続けるつもりでした。

WRESTLE-1時代から裁いてきた神林大介レフェリーはそこでストップをかけませんでした。

芦野 「折れてるかも」とは伝えたんです。骨が皮膚から飛び出るとか、腕がダラーンとなってしまったらさすがに止めざるを得なかったですけど…翌日、レントゲンを撮ったらきれいに折れていました。どういうことかというと、話を聞くと川田(利明)さんも尺骨を折ったまま試合を続けた結果、粉砕骨折を招いてしまったそうですね。

“三冠パワーボム”として語り継がれている三沢光晴さんとの三冠ヘビー級戦(1999年1月22日、大阪府立体育会館)ですね。

芦野 左腕を折ったけど右腕でラリアットを出して、バックドロップを出して、ジャーマンもホールドして、Tボーン・スープレックスも出したあとに彼のナイトライドを受けたけどそれを返して、アンクルロックでしとめた。よく粉砕骨折までいかなかったなって思いました。

ラリアットを出す前にパワーボムとウラジゴクも食らっていました。特にウラジゴクは前受け身ですから骨折した腕を突っ張らせる形になります。

芦野 会見でも言いましたけど、やった瞬間はそんなに大きなケガだと思わなくて、この痛みならいけると思ってやっていたからできたんでしょうね。自分でもなかなか頑張ったよなあって思いますよ、ハハハ。なので、その川田さんの話を聞いた時、運がなかったけど運はよかったんだなって思いました。粉砕骨折になっていたら即手術でした。

ケガをした自覚があった中で、試合後も永田裕志選手とマイクでやり合い、そのあとにも自分の言いたかったことを最後まで伝えました。常識的には、あのような一大事に見舞われたら一秒でも早く控室に戻りたいと思うものです。

芦野 アドレナリンなのかどうかわからないですけど…喋っちゃいましたね。全日本プロレスに来た時からデカい人間と闘って倒したいっていう思いが明確にあったので、それは伝えたいっていうのが強かったんです。優勝戦が芦野vsT-Hawkとなった時点で、前の団体(WRESTLE-1)の話を出す人もいれば体のサイズのことを言う人もいっぱいいて「全日本のファンを認めさせることができるのか?」という見方を感じたんです。それに対する反発というか「じゃあ見せてやるよ!」っていう気持ちがあった。それはファンだけでなく、ほかの全日本の選手たちに対してもおまえらにこれほどの試合ができるのかよっていうメッセージを試合で伝えたかった。それに、あれほどの大舞台で自分が言葉で締められるなんて、そう何度もあることじゃないと思うんで。次、いつ言えるかわからないんだから、言いたいことを全部言っちまおうってなりました。

言いたいことを言うのが、痛さを超えてしまった。体の小さい子どもたちにも諦めないことを訴えていました。

芦野 俺自身が悩んできたことですから。プロレスに限らず、いろんなスポーツでも体のサイズで悩んだり諦めてしまったりする人たちってたくさんいますよね。それを勇気づけられたら…そういう言い方をするとちょっと上からになっちゃってアレですけど、そういう気持ちって自分だからすごくわかるんです。全日本のデカい選手をボンボン投げて、関節を決めてまいったさせるような小さいやつがいるんだ、じゃあ俺も頑張ろうってなる人が一人でもいたらこんなに嬉しいことはない。本当に、プロレスラーになった時から一貫して伝えたいことで、それがバケモノのような相手とリーグ戦で闘い続けた上でのあの場であれば、言葉の説得力や伝わり方も増すだろうと。たとえこの先、三冠王者になって相手がT-Hawkだったとしてもあれは言えないんですよ。チャンピオン・カーニバルを闘い抜いたところに、あそこで伝える意義があったんです。

長いチャンピオン・カーニバルの歴史の中で、子どもたちに対するメッセージを口にした優勝者は初めてでしょうね。

芦野 自分自身が小学2年生からプロレスを見始めたんで、やっぱり子どもに見てほしいんですよ。テレビで(獣神サンダー)ライガーさんを見てプロレスの存在を知ったあと、スカパー!で見たWWEに衝撃を受けたんです。

生まれて初めてなりたいと思った職業に就けたんですよね。

芦野 そう、ほかになりたいものなんてなかった。子どもをそこまで夢中にさせるのがプロレスであってほしいんですよ。

優勝者は自分の強さを誇る資格がありますが、それよりも伝えたかったことがあったと。

芦野 プロレスラーなんだから、みんな強いんです。時代は令和ですよ。もう「俺は強い!」なんて言ったところで古いでしょ。もちろん、そうやって誇るべき場もありますけど、俺にとってのあの場はそうじゃなかったってことです。全日本プロレスって、歴史のある団体というのもあって長く見ているファンが多いでしょう。つまりそれほど年齢層が高い。もちろんそういう人たちがいるのは団体とすれば素晴らしいことですけど、もっと子どもの観客が増えていいと思うんです。でも、全日本のデカい選手を見た時に体の小さい子は「僕じゃ無理だ」となって離れてしまう可能性があるじゃないですか。それをつなぎ留めるとしたら、俺のような体の小さいプロレスラーだからこそできる。

サイズが大きくないからこそ伝えられるプロレスですね。

芦野 いいんですよ、あんな小さいやつでもいけるじゃんって思ってもらって。それで自信を持ってプロレスに飛び込んできてもらえるんだったらね。

俺もT-Hawkも使う技は何も
変わってないのに評価された

これは子どもの話が出たから作ったわけではないんですが、優勝戦をスタンド席の最後列から見ていたんですが、ちょうど左隣に親子連れが来ていて、小学生と思わしき男の子がずっと声を出していました。芦野選手とT-Hawk選手のどちらを応援しているのかはちょっと聞き取れなかったんですが、とにかく試合中、ずっと声を出し続けるぐらいのめり込んでいたんです。

芦野 ああ、そういう話を聞くと嬉しいですね。その子には、俺の言ったことがどんなふうに伝わったんだろうな。

いつか「あの日の芦野さんの言葉に力をもらってプロレスラーを目指すようになりました」って、目の前に現れるかもしれません。ただ、今は治療に専念しなければならない状況にあります。

芦野 WRESTLE-1の時に右ヒザ(ジン帯)をケガしてビッグマッチに出られなかった時以来ですね。

2016年の夏から半年近く欠場したことがありました。あの時はプロレスをやめようかと思うところまで落ち込みましたが、TAJIRI選手から「悪いこともいいと思える思考を持て。すべての物事は途中経過なんだから」と言われたことで前向きになれたんですよね。

芦野 そうでした。だから今回もついてねえよなあって思ったけど、同じ姿勢ですよ。“落ち幅”は前回よりだいぶありますけどね…こんな天国から地獄ってないですよね。だけど地獄を味わっていたから今の地獄に耐えられる。挫折は何回しても立ち直ればいいんだっていうのを過去に経験しているのは大きいです。試合に出なくても、プロレスラーは立ち上がる姿を見せられる。思うんですけど、プロレスラーの本質ってマイナスから始まるんだなって。

実際、永田選手との三冠戦が流れたことでこの物語の“先”ができました。

芦野 永田裕志との物語は、一筋縄ではいかないものなんでしょうね。ケガすることなく、予定通り三冠戦をやったら俺がベルトを獲って、この物語は完結するんだと思っていたんです。でも、運命はなかなか簡単には終わらせないんだなと。

昨年8月の王道トーナメント2回戦で一騎打ちをおこなったところで終わってもおかしくなかったのが、その後に永田選手が三冠を奪取し、芦野選手がカーニバルに優勝したことで続いている。あの時には想像もしていなかったシチュエーションと思われます。

芦野 それを言ったらT-Hawkとああいう場で闘えるというのも、前の団体にいた頃は考えられなかったですからね。続けていれば、何かしらが生まれてくるんだなって思いますよ。おそらくコロナ禍が落ち着いたことで、これから団体の垣根がなくなってくると思うんです。それによってドラマが加速する。あの時のあの試合が、ここにつながったんだ!っていうのが増えてくるんじゃないかな。それによって熱が生まれるのって、いいことなんですよ。

後楽園でT-Hawk選手とWRESTLE-1チャンピオンシップを懸けて闘った時は業界的な注目度は低かったのが、全日本のチャンピオン・カーニバル優勝戦というステージになると同じカードでもここまで違ってくるのかと。

芦野 俺もT-Hawkも使う技は何も変わってないのにね。でも、違う舞台でやればこんなに評価された。だから、ただいい試合するだけじゃなく、そのカードの価値をどう高めるかというのが大事なんだと、今回の優勝戦で思いました。俺自身はWRESTLE-1が低いステージだったとは思わないけど、舞台によって試合のクオリティーが上がるというのはあるんだと思います。

それが全日本プロレスとしての団体力となるんでしょうね。

芦野 WRESTLE-1を見に来てくれていたお客さんて、いろんな団体を見ている中の一つがWRESTLE-1だっていう人の方が多かったと自分は受け取っていて、それに対し全日本は絶対にいくんだ!っていう層が多いと感じます。

浮遊層と固定ファンですね。

芦野 今でも元WRESTLE-1のレスラーに対し深い愛を持ってくれている人たちもいるんですけど、当時はその浮遊層の方が多かった。それに対し全日本はさっきも言ったけど歴史がある分、古くから見続けているファンが多い。それが団体力につながっているんじゃないですかね。

WRESTLE-1活動休止後はフリーとしてこのリングに上がっていた芦野選手が、全日本に愛着を持つようになったのはいつ頃からだったんでしょう。

芦野 最初は愛着というより、何も成し遂げていないままここから去るのは嫌だなでした。そのタイミングで会社から所属にならないかという話をもらって正直、所属になればこのリングにずっと上がれるから選んだような感じでした。だから愛着ではなく「こいつら全員ぶっ倒す」でしたね。それが今、愛着があるかと言われたら…あるのか。

あるでしょう。「全力で全日本を盛り上げていきます」というあのマイクは、全日愛がなければ言えないことですよ。

芦野 うーん、チャンピオン・カーニバルに優勝したことで、ようやく全日本のファンから認められたなっていう感覚があるんですよ。それまでは「外から来た人間だろ?」っていうのをけっこう感じていました。だから優勝することで納得させられたかなとは思うんですけど。

それは、全日本の一員として見てもらいたかったということですよね。

芦野 そこは自分が所属している団体ならデッカくなってもらいたいし、お客さんにもっともっと来てほしいし。いる限りは全力で尽くしますよ、団体に。それが所属なのに、外様のように色眼鏡で見られたら気分が乗らないじゃないですか。去年が不発の年というか、自分の中でもまったくスッキリしないまま終わった年だったんです。それが今年に入って爆発した感じなんですけど、カーニバルを通じて改めて俺はシングルプレイヤーなんだなって思いました。ユニットやタッグもありますけど、シングルマッチの面白さを再認識できた。100…全部自分に返ってくるのが楽しいんです。

新日本に対し入門できなかった
団体を見返してやるとはならない

新日本から始まりWWE一筋だったファン時代って、全日本を見ていたんでしたっけ?

芦野 いや、まったく見てなかったです。1990年生まれの自分は四天王プロレス時代はまだ小学校に入ったかどうかっていう頃ですから。

闘魂三銃士・四天王時代がおとぎ話の世代なんですね。

芦野 全日本プロレスを見るようになったのは、プロレスラーになってからです。むしろ、全日本をメチャクチャ見ましたね。技術が高いんですよ。80年から90年はじめの頃の世界タッグ選手権とか、外国人もいっぱいいて面白いんです。

四天王時代よりもさらに昔の映像を見ていたと。

芦野 見れば見るほどプロレスの技術が上がる試合が多かった。WRESTLE-1に入った時、武藤(敬司)さんとカズ(ハヤシ)さんしか知っている選手がいないぐらいでした。

ファン時代にほとんど全日本を通過してこなかった人間が今、こうして団体をけん引しているというのも面白いですね。永田選手に限らず、新日本プロレスの選手と絡むようになったことに思うところはありますか。

芦野 ああ…そこは今となればそんなに思うところもなくなりましたね。あの時、新日本の入門テストに落ちたから出逢った人たちがいっぱいいるんで。もちろん、入門できていればまた違う出逢いがあったんでしょうけど今の人生が幸せなんで、そう思える人たちと出逢えたことがよかったんだなって。まあ、落ちてよかったですよ。

自分が入門できなかった団体の選手を見返してやるとはならない?

芦野 ならないです。そこは俺の方が面白いプロレスをしているっていう自信があるから。会社の大きさは違うけど、一レスラーとしてなら1mmも負けていると思っていない。おまえらに教わらなかったから、今のプロレスができているぞぐらいの気持ちですよ。

それは大学(日体大)の先輩であり、入門テストで試験管を務めた永田選手に対しても?

芦野 まあ、見とけよ!っていうのは確かにあるかもしれない。自分が違う大学に入っていたら別の形になっていたでしょう。その時その時の選択が間違っていなかったから、今につながっているんだっていうのは見せつけたい。

ケガを治したあとの話になりますが、カーニバル優勝者として全日本で形にしていきたいビジョンは頭の中にありますか。

芦野 それはシンプルに、お客さんをもっと増やす。これに尽きます。その条件であるいい試合をするという点に関しては、おのおのができていると思っています。なので、そうではない方法をレスラーが形にしていくことが、目を向ける方向だと。どんなにクオリティーの高い試合をやっても、見に来てもらわないと大きくはならない。全日本プロレスという大きな看板はあるんだから、それをどう動員につなげていくかをレスラーも考える必要がある。俺は、子どもたちを増やすという明確なものを見据えてやっていきます。じゃあ、ほかの選手は何がそれに当たるのか。たとえば青柳優馬。俺は、彼がもっと前面に出ていいと思っているんです。若さも技術ありながら、どこか陰に隠れているイメージがあって自己主張してはいるんだけど、爆発までにはいたっていない。なんだかんだで宮原健斗と一緒にいるじゃないですか。それによって悪い方向にいっている気がしていて。

そういうものですか。

芦野 こんなこと言ったらアレですけど、ブードゥ・マーダーズに入るぐらいのことをやった方がいいです。

劇的な変化がほしいと。

芦野 それか俺と組むか。組んだらメチャメチャ面白いことができると思います。ただ、代わりに俺と青柳の試合が見られなくなりますけど。彼は新時代というものを掲げているじゃないですか。それなら、もっと今までとは違うことをしないとって見ていて思うんですよね。

その青柳選手は自分が三冠を獲れば“全日本=宮原健斗”という見方は勝手に変わっていく、それが新しい風景になると言っていました。芦野選手は自分が全日本とイコールで結ばれるようになりたいと思いますか。

芦野 そこはね、全日本の中にいると自分はならないなっていう感覚になりますね。

団体の顔とは違う?

芦野 小さい体でデカいやつらを倒すということ自体が“裏”なんですよ。全日本における“表”がデカい人間同士のぶつかり合いなわけだから。俺がやっていることがこの団体の主にはならないし、団体の代表的なカラーにもならない。それは自分でも気づいているんです。だけど、この裏があるから表がより際立つ。裏が強くなかったら表も薄っぺらいものになってしまう。だからもっと裏を強くしていくことが表の強化にもつながっていく。青柳も表に入っていって宮原健斗とやればいい。でも、そこに俺がいないと二人も光らないっていうようにしていきたい。

月と太陽で言うなら、月のままでいいと。

芦野 全然いいですよ! それが自分の中で合っているんです。WRESTLE-1の時も黒潮“イケメン”二郎という完全なる太陽がいて自分が月なのはわかっていたし、それでよかった。でも永田裕志との物語や今回のケガのようにどうなるかなんてわからないわけだから、巡り巡って自分が太陽になる状況が訪れるかもしれない。その時はもう、喜んで表を担いますよ。

宮原選手のように…。

芦野 いや、ああはならないです(即答)。敵に背を向けてアピールするの大っ嫌いなんで。まあ、裏が強くなれば表とひっくり返ることだってあるでしょう。そこからは全部自分次第ですよ。ネームバリューを高めるのも、お客さんを増やすのもどんなポジションにいようとも全部自分。全日本を引っ張るって言っても、それにはネームバリューが絶対必要になってきますから。

WRESTLE-1時代と比べて自分に対する見方、評価が上がってきているという実感は得られていますか。

芦野 いやいや、ないですよ! 自分の中ではプロレスラーとしての完成度は2割ぐらいだと思っているんで、まだまだここから成長し続けていけるはずですから見方、変えたいです。物事をポジティブに考えたら、この欠場はチャンピオン・カーニバル優勝したご褒美として与えられたバケーションなんだと、そう思うように自分を持っていきます。まあ、マジで休みたくはないんですけど、その休みはただ楽するためでなくリングを離れて今の全日本プロレスをじっくり観察するために与えられた時間だと。その中で自分が何をすべきか、考える貴重な時間にしますから。